自転車のパンク原因と予防方法
- qi li
- 7月27日
- 讀畢需時 4 分鐘
楽しいサイクリングを台無しにしないために――よくある6つのパンク原因と対策

自転車が好きなので、街中を歩いている時につい他の人の自転車の状態を見てしまいます。ある日、岡山市内でたくさんの自転車のタイヤが明らかに空気が少ない状態なのを見て、ふと思いました。
「この空気圧で走ってて、本当にパンクしないのかな?」
そして実際に自転車店を始めてから、その答えがわかりました。
「めちゃくちゃパンクしやすいです。」
今回は、よくある自転車のパンク原因とその予防方法について、簡単にご紹介します。※対象は一般的なチューブタイヤ(内・外タイヤ構造)の話であり、チューブレスタイヤなどは含みません。
よくあるパンクの原因と予防方法
1.リム打ちパンク(空気圧不足)
もっとも多いのが「蛇咬み(じゃがみ)」と呼ばれるパンクです。
原因:空気圧が低い状態で段差(縁石や溝など)に勢いよく乗り上げると、ホイールのリムがタイヤを押しつぶすように地面にぶつかります。内側のチューブはゴムで柔らかいため、挟まれて裂けてしまいます。チューブには並んだ2つの穴があくのが特徴です(まるでヘビに噛まれたようなので“蛇咬み”と呼ばれます)。
予防方法:
正しい空気圧を保つ。
(外タイヤの側面に推奨空気圧が書かれています。)
空気圧計付きポンプがない場合は、一度お店で正しい空気圧まで空気を入れてもらい、手で押した時の硬さを覚えておくと良いでしょう(あくまで目安)。
段差や溝のある道ではスピードを落とすか、降りて押す。
✅ 適正な空気圧は、パンク予防だけでなく走行の軽さや操作性にも直結します。⚠️ 蛇咬みがひどい場合、ホイール自体が変形することもあります(特にカーボンホイールは注意)。
2.バルブコアの不具合(空気が自然に抜ける)
症状: 数日~1週間で空気が抜けてしまう「スローパンク」。まれに急激に空気が抜けることもあります。
原因: バルブの芯(コア)が劣化・破損している。
予防方法:
明確な予防策はありません。異常に気づいたら早めの点検・修理をおすすめします。
※バルブの種類(米式・仏式・英式)による違いについては、別記事でご紹介予定です。
3.鋭利なものによるパンク(異物刺さり)
原因: 釘やガラス片、金属片など、鋭い異物がタイヤに刺さり、チューブに穴があく。
予防方法:
路面状況をよく観察し、できるだけきれいな道を選んで走る。
砂利やゴミの多い路面を見つけたら、無理に走らず押して歩くのが安全です。
4.スローパンク(ゆっくり空気が抜ける)
症状: 空気を入れても、1週間くらいでまた抜けてしまう。
原因:
チューブの劣化や摩耗による微細な穴。
タイヤやチューブの品質不良(新品でも発生する場合あり)。
バルブコアの劣化(前述の②参照)。
🚴♂️ 特にスポーツバイク用の高圧タイヤは、構造上どうしても少しずつ空気が抜けていくものです。そのため、毎回のライド前に空気を入れるのが基本です。
5.空気圧が高すぎる
原因:夏の暑い日に長時間走行すると、熱膨張によりタイヤ内の空気圧がさらに上がり、限界を超えて破裂することがあります。
対策:
空気を入れる際は、タイヤに記載の「最大空気圧」を超えないように。
高圧コンプレッサーなどで勢いよく空気を入れすぎない。
6.取り付け不良
症状: タイヤ交換時、チューブが外タイヤとリムの隙間に挟まったまま取り付けてしまうことで、走行中に突然パンクする。
対策:
チューブ交換やタイヤ交換を自分でする場合、チューブがねじれていないか、しっかりリムの中に収まっているかを必ずチェック。
不安がある場合はプロの整備士に依頼するのが安心です。
⚠️ こうした取り付けミスは一見わかりにくく、運次第でパンクすることもあります。
最後に
パンクは避けられないもの…と思われがちですが、原因を知って、日ごろの点検をしっかり行えば予防できるケースも多いです。
空気圧チェックを習慣にする
路面状況をよく見る
異変を感じたら早めに対処
これだけでも、トラブルの発生を大きく減らすことができますよ。
皆さまのサイクルライフが安全で快適なものになりますように!
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